【インタビュー】将来、AAAタイトルに取り組むことを目標に:3Dキャラクターアーティスト Gabriel Dias Maia氏
3Dキャラクターアートに情熱を燃やし、将来、AAAタイトルに取り組むことを目標とする ブラジルの 3Dキャラクターアーティスト Gabriel Dias Maia氏 のインタビューをご覧ください

Q. 自己紹介をお願いします
こんにちは、Gabriel Dias です。ブラジルのベロオリゾンテ出身、25歳の 3Dキャラクターアーティストです。3Dの勉強を始めたのは 2016年ですが(大学に入り、友人に ZBrush を見せてもらったのがきっかけで、すべてが変わりました)、子供の頃からドローイングやペインティング、TVゲームなどを通じて、アートと関わってきました。現在は、いくつかの企業の 3Dキャラクターアーティストとして、学びながら活動しています。AAAタイトルのゲームキャラクターに焦点を当て、大手ゲーム会社に入社することを目標にしています。
ドローイング
Q. ポートフォリオをアップデートする秘訣・ヒントがあれば おしえてください
ちょうど話したいと思っていたテーマです。私は、品質にこだわり、前作以上に進化を遂げた作品を公開するようにしています。私にとって、品質は一貫性よりも重要なのです。常に その両方を意識して切磋琢磨すれば、より完成度の高いポートフォリオになるでしょう。しかし、いつもこれらのバランスを取るのに苦労しているので、多くのプロジェクトをこなし、レベルを引き上げようとしています。他人がどう思うかは気にせず、自分が好きなことをしましょう。これは、制作にインスピレーションと幸せをもたらす上で、非常に重要です。
Q. 芸術的な目標はありますか?
新しいものや変わっているものについて、よく学び、常に技術を向上させています。可能であれば、大きなスタジオに参加し、一流の人たちと仕事をして学び取ってください。それは、より優れたアーティスト、より良い人間になるための足掛かりになるでしょう。私は自分の気持ちをアートで表現し、好きなことをできている幸せにいつも感謝しています。そして、自分の仕事を通じて、他の人をサポートしたいと考えています。
マグニートーのスカルプト
Q. お気に入りのアーティストは誰ですか? 手描き/デジタルどちらでもかまわないので、理由も一緒におしえてください
最も意識しているアーティストは、Glauco Longhi、Gilberto Magno、Bruno Camara、Rafa Souza、Magdalena Dadela、Rafael Grassetti、Danilo Athayde です。彼らのアートスタイルと素晴らしい作品は、私にとって最大のインスピレーションになっています。それぞれの見方や独自の手法など、アートを通じて私自身の考えや態度を改めるのに役立っています。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界観からインスピレーションを受けた作品
Q. 次回作についてお聞かせください
個人プロジェクトのリアルタイムキャラクター制作で、私の考えを何かしらの形で示せるでしょう。もちろん 次回作でも、常に向上心を持ち、新しいことを学ぼうと思っています。苦労しているのは、プロジェクトの整合性を高め、ポートフォリオを改善することです。しかし、こうした努力を続けた結果、大作ゲームに取り組めるようになれば、喜びと幸せを感じられることでしょう。
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