【インタビュー】制作活動の軌跡:韓国の 3Dキャラクターアーティスト Park Hye Lin氏

3Dキャラクターアーティスト Park Hye Lin氏は、まだ アーティストの道を歩み始めたばかりですが、これから はじめの一歩を踏み出す人に向けて、有益なアドバイスを紹介します


Park Hye Lin
3Dキャラクターアーティスト|韓国


>> Park Hye Lin氏 の前回のインタビューは こちら

Q. いつ頃から アートの道をめざしました? きっかけ、初期に影響を受けたものについておしえてください

こんにちは、韓国のスタジオ Locus 勤務の 3Dキャラクターアーティスト Park Hye Lin です。20歳のとき、青江文化産業大学でアニメーションを学びながら、3Dマテリアルの勉強を始めました。プロの仕事に触れるにつれ、周りの学生やアーティストの作品にも興味を持つようになり、私自身も素晴らしい作品を作りたいと思うようになりました。このようなマインドフルネス(感情・思考・感覚を冷静に自覚し、現実を受け入れる状態)が 私の原動力になっています。

 

Lena

Q. 最初の頃、どのようなトレーニングや学習をしましたか? 自分の成長を実感できましたか?

毎日7時間以上という目標を立て、集中して作業に取り組みました。1人で CG制作を進めるとつまずきが多いので、勉強会にも参加しました。また、作業をしていると目が慣れてきて、どこを直せばよいかわからなくなることもあります。そのようなときは、研究者からフィードバックをもらい、自分からは見えなかった部分を修正していきました。もし時間があれば、ArtStation3dtotal などのサイトを利用するとよいでしょう。私は他の作品を見て、自分の視野を広げるようにしています。

 

Lena

Q. 自信作と、その理由をおしえてください

私の自信作は「Lena」です。本作は、初めていろいろなツールを学んで取り組んだ正式なポートフォリオ作品であり、アートグループではとても好評でした。そして、私にとって初めてのポートレート制作でもあります(人間のモデリングに挑戦すること自体が初めての経験でした)。紆余曲折ありましたが、やりたいことをうまく表現できて満足しています。

Q. これから「この仕事」を始めようとしている読者にアドバイスをお願いします

私からのアドバイスは、制作を始めたばかりなら、他の人と自分を比べないでください。もし比べると、自信を喪失してしまうかもしれません。この問題は、会社に入ってからも簡単には消えません。自信がなくなると、なかなか先に進めなくなってしまいます。このような絶望に陥ることなく、素晴らしい作品から学び取れそうなことだけを学ぶようにしましょう。

 

Hellboy fan art

Q. 新しいプロジェクトへの意気込みを聞かせてください

現在、新入社員として会社に入ったばかりなので、とても忙しいです。時間ができれば、次のプロジェクトでは「サイバーパンク」をテーマにした女性キャラクターを作り、派手でかっこよく仕上げたいと思います。次回作もぜひ 3dtotal に投稿したいですね。

 

>> おすすめチュートリアル:3Dビギナー、そして、3Dアーティストを目指す人々へのアドバイス:「3Dアーティスト はじめの一歩」シリーズ


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編集:3dtotal.jp