【インタビュー】新しいキャラクターのアイデアを探求中。CGアーティスト 中井 翼 氏
日本の CGアーティスト / ディレクター 中井 翼 氏は、Maya と ZBrush を活用したワークフローで 新しいキャラクターのアイデアを探求しています

Q.自己紹介をお願いします
こんにちは皆さん。私は日本の横浜に住んでいる中井翼です。これまで映画、ゲームシネマティックス、広告業界で17年ほど働き、自由時間には個人制作をしてきました。現在はクリエイティブディレクターとして働き、新しいキャラクタースタイルを模索し続けています。
「Merchant (商人)」
Q.新作イメージの制作ワークフローを教えてください。どのようにしてアイデアは生まれましたか?
Maya、ZBrush、Substance Painter が 私の主要な作業ツールです。髪には、Maya の XGen、レンダリングには Arnold を使用しています。制作においては、ライティングに多くの時間を費やします。美しい静止画の作成には、光、影、色 が重要な要素です。Arnold は素早くフィードバックをくれる素晴らしいレンダラーです。
「Ork (オーク)」
Q.仕事や個人プロジェクトで使用するソフトウェアは、他にありますか?
リアルなキャラクターを作る場合は、テクスチャリングには MARI、ベイクには Knald をよく使います。MARI は大量の UDIM を管理するのに非常にパフォーマンスが良く、Knald は、モデルが重すぎる場合でも、高品質のテクスチャを素早くベイクすることができます。プロジェクトに応じて最適なツールを選択することは目標への近道になります。
「Princess (プリンセス)」
Q.ポートフォリオをアップデートする秘訣やヒントがあれば、教えてください
個人制作をしてシェアすることは、アーティストとしてのスキルを向上させるためにとても重要なことです。しかし、時間の余裕がなくモチベーションをキープすることは難しいです。1つ、私が確信をもって言えることはCG制作を楽しむことです! 私はいつも個人制作やCG技術の学習を楽しんでいます。
「Anna (アンナ)」
個人制作をしてシェアすることは、アーティストとしてのスキルを向上させるためにとても重要なことです。しかし、時間の余裕がなくモチベーションをキープすることは難しいです。1つ、私が確信をもって言えることはCG制作を楽しむことです! 私はいつも個人制作やCG技術の学習を楽しんでいます。
Q.芸術的な目標はありますか?
日本の良さを取り入れたオリジナリティー溢れるアニメ映画を、自分のデザインしたキャラクターで作成したいですね。アニメ映画の場合、キャラクターは最も重要な要素です。魅力的な映画を作るために、日本のポップアートや漫画スタイルを取り入れた魅力的なキャラクターをデザインしていきたいです
「Denko (電子)」
「Femme Fatale (ファムファタル)」
「Man (男)」
中井さん、このインタビューのためにお時間をありがとうございました。(3dtotal.jp)
インタビュアー:Adam Smith
翻訳:3dtotal.jp 編集部
編集部からのおすすめ:
フォトリアルなCGキャラクターの制作テクニックを学習するリファレンスには、書籍『3Dアーティストのための人体解剖学』や『MAYA キャラクタークリエーション』をお勧めします。