ゲームキャラクターをつくる – モデリング編:08 ローポリモデルの作成

ステップ5:脚と足

上腿(太もも)は胴体のメッシュとつながっていますが、下腿と足は別オブジェクトです。アーマーの形状の流れに沿ってください。ここでも、UVシームの配置を念頭に置きましょう。脚の大部分はハードサーフェスで、動きが制限されています。しかし、可動できるように、最低でも、股と上腿の周囲にエッジループを 2~3個作りましょう。

足を作成する際は、ジオメトリを下腿の内側へと押し出し、足が回転するときにメッシュの先端が見えないようにします。

下腿と足は別オブジェクトです

ステップ6:毛の束

私は大抵、ローポリモデリングの段階で、毛の束をいくつか作成。そして、テクスチャリングで追加します。こうすると、必要な量とアルファの具合が確認できます(※図は最終的なヘアメッシュ)。

まず、シリンダを押し出し、大まかなポニーテールの形を作ります(ZBrush のプレースホルダのスカルプトをガイドとして使用)。シリンダに沿って走るフェースのループを選択して[メッシュの編集]>[複製]を選択。平面マップを適用して([UV]>[平面])、その境界が真っ直ぐ整列するように UVを編集します。この時点で これを行なっておけば、後で時間を節約できます。頭の周囲の毛の束を複製して[ソフト選択]で操作して再配置します。

最終的なヘアメッシュ

ステップ7:モデルを確認する

ローポリモデルが完成したら、ジオメトリのエラーや、フェース法線([ディスプレイ]>[ポリゴン]>[フェース法線])が正しい方向を向いていることを確認します。

ローポリモデルが完成したら、ジオメトリのエラーや、フェース法線が正しい方向を向いているのを確認します

★メイキング動画:Create a game character: Jouster - part 6 by Adam Fisher(26分20秒)

テクスチャリング編 につづく

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最終/完成イメージ

編集部からのヒント

CGキャラクターの制作テクニックを学習するリファレンスには、書籍『3Dアーティストのための人体解剖学』『MAYA キャラクタークリエーション』をお勧めします。

 


翻訳:STUDIO LIZZ (Atsu)
編集:3dtotal.jp