【インタビュー】『進撃の巨人』インスパイア!? サイバーパンク風 Unreal作品『Cyber Demon Titan』を制作、3Dアーティスト Dario Bonito氏
イタリア、ミラノ在住の CGアーティスト Dario Bonito氏 は、サイバーパンク風 Unreal作品『Cyber Demon Titan ((サイバー デーモン タイタン)』を制作しました。その作品と これからの計画について聞いてみましょう
Q.自己紹介をお願いします
こんにちは! イタリアのミラノ在住の Dario Bonito です。ヨーロッパ・デザイン学院(Istituto Europeo di Design (IED))で 3D を学んでいます。ずっと 3DやVFXが好きだったので、このようなインタビューを受けることを光栄に思います。いつか、自分自身のゲームを開発したり、映画制作に参加できることを願っています!
Q.最近の作品について。背後にあるストーリーやアイデアは何ですか? 達成できたことはありますか?
学生生活の2年目の1学期に、友人4人と Oculus Rift で操作可能な 3Dのシーンを Unreal Engine で制作しました。サイバーパンク風の市街地での戦闘というアイデアと、日本のマンガ『進撃の巨人』をヒントにして、この作品『Cyber Demon Titan』を制作しました。予想以上に、登場する武装巨人ロボを上手く表現できました! もし、興味があれば、以下のムービーをチェックしてください。
Q.使用ソフトやプラグインを教えてください。また、どんな問題に直面し、どうやって克服しましたか?
3ds Max でモデリング、Substance Painter でテクスチャを作成、Keyshot でレンダリングしました! ハードサーフェスは大抵、この方法で上手くいきます。重要な機械的なモデルは、私が作りました! 日中は学校で忙しかっため、夜間にモデリングして、2週間ほどかかりました。
Q.芸術的な目標はありますか?
ゲーム/VFX業界で働きたいと思っていますが、現在は学生です(※インタビュー当時)。まだ、先は長く、学ぶべきこともたくさんあります! 今回、3dtotal へ掲載いただく機会を持てたことをうれしく思います。私にとって 大きな成果です!
Q.好きなアーティスト(手描き/デジタル)はいますか? その理由も教えてください
インスピレーションをもらえる たくさんのお気に入りアーティストがいます! 彼らは、信じられないほどの素晴らしい才能を持っています! まず、頭に浮かぶのは、3D分野では 間違いなく、同郷の Alessandro Baldasseroni でしょう。いつか、彼に匹敵するくらいに上達したいです!
2Dアーティストもフォローしています。お気に入りは Rock D、Luis Figueiredo、Ching Yeh、Andrey Terentev、Xiaoyu Wang、Mole Wang といったアーティストたちです。
Q.次回作は どのようなものになる予定ですか?
現在、2つの課題プロジェクトを完成させることに集中しています! 1つは、ZBrush を使った超リアルなキャラクター制作です! もう1つは、NUKE の合成です。これは、実写にアニメートしたロボットを合成する必要がありますが、上手く成し遂げてみせます! 2018年は、学生生活、IED での最後の1年となり、卒業制作に熱中していることでしょう(今から待ちきれません!)。もし、私の作品に興味があれば、ArtStation や Facebook をチェックしてみてください!
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