【特別寄稿】造形家 / 映画監督 片桐裕司の いろいろあっていいんじゃない?|エピソード50:ハロウィンの仮装 -片桐さん八変化-
ハリウッドで彫刻家、キャラクターデザイナー、映画監督として活動。日本で開催する彫刻セミナーは毎回満席の片桐裕司さんのエッセーです。肩の力を抜き、楽しんでお読みください!
エピソード50:ハロウィンの仮装 -片桐さん八変化-
最近は、日本でもハロウィンがだいぶ普及したようで
皆さんも仮装を楽しんでいるようですね
1990年代、私たちの Special Make up Effect(SFXメイクアップ)業界でも、毎年、ハロウィンの盛大なパーティーがあって、ある工房を開け切って、プロが集まって、大いに楽しんでいました。人によっては、何週間も前から準備する人もいて、それは もうすごかったし、楽しかったですよ(※とにかく、プロがほとんど)。
その頃は、業界も上り調子で、新しいものがどんどん出てきて、活気があって、仕事もいっぱいあり、ハロウィンの日の午後は、給料をもらって 自分のコスチュームの準備をしてもよかったりしました。本当にいい時代でした!
私自身もチャチャっと何かを作れる技術を持っているのと、メイク用の素材がそこらじゅうにあるので、ハロウィンのみならず、今まで色々な変装をしてきました。職権乱用も多く含まれますが。ちょうどハロウィンの時期なので、ここで、今までやった仮装・変装をいくつか紹介したいと思います。
ある時は 怪しい中国人
ある時は さらに怪しい謎の男
ある時は 死人
時には キャラクターになりきって仕事をしたり
ヘルボーイになってみたり(※もちろん本物のピース)
日本のサラリーマンや
東大出の坊ちゃん
リアルな筋肉を造形するために軽く鍛えてみたり
自らの鍛え上げられた肉体を見本にして、筋肉を造形してみたり
とまあ、このように、いろいろできてしまうのです。「あ~ 面白い技術を持って得したなぁ」というエピソードでした! 皆さんもハロウィンを大いに楽しんでください。
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