【特別寄稿】造形家 / 映画監督 片桐裕司の いろいろあっていいんじゃない?|エピソード97:『ゲヘナ』と台湾セミナー

ハリウッドで彫刻家、キャラクターデザイナー、映画監督として活動。日本で開催する彫刻セミナーは毎回満席の片桐裕司さんのエッセーです。肩の力を抜き、楽しんでお読みください!


片桐 裕司 / HIROSHI KATAGIRI
彫刻家、映画監督

東京生まれ、東京育ち。1990年、18歳のときに渡米。スクリーミング・マッド・ジョージ氏の工房で働きはじめる。98年にTVシリーズ『Xファイル』のメイクアップでエミー賞受賞。その後、『ターミネーター』『エイリアン』『ジュラシックパーク』のキャラクタークリエーション等で有名なハリウッドのトップ工房スタンウィンストン スタジオのメインアーティストとして活躍(2000〜6年)『A.I.』『ジュラシックパーク』『タイムマシーン』『宇宙戦争』等の制作に携わる。現在、フリーランスの造形家、映画監督として活躍中。
東京生まれ、東京育ち。1990年、18歳のときに渡米。スクリーミング・マッド・ジョージ氏の工房で働きはじめる。98年にTVシリーズ『Xファイル』のメイクアップでエミー賞受賞。その後、『ターミネーター』『エイリアン』『ジュラシックパーク』のキャラクタークリエーション等で有名なハリウッドのトップ工房スタンウィンストン スタジオのメインアーティストとして活躍(2000〜6年)『A.I.』『ジュラシックパーク』『タイムマシーン』『宇宙戦争』等の制作に携わる。現在、フリーランスの造形家、映画監督として活躍中。

エピソード97:『ゲヘナ』と台湾セミナー

来る1月4日より、私の初監督映画である『ゲヘナ~死の生ける場所』未体験ゾーンの映画たち2019(1/4~10、ヒューマントラストシネマ渋谷)で上映されます。そして、タイトルもシンプルに、インパクトを求めた『ゲヘナ』に変わります。これが、劇場で観れる最後の機会になります。皆さん、ぜひ、この機会に劇場へ足をお運びください!

タイトルもシンプルに、インパクトを求めた『ゲヘナ』に変わります

それから、北米では、つい先週から Netflix での配信が始まりました! より多くの人たちにこの映画が見られることになりますね。

思えば、クラウドファンディング の Kickstarter での資金集めからほぼ4年。感慨深いものがあります。映画製作に関しては、脚本執筆から資金集め。監督、そして、配給探し から 日本での自主上映などいろいろな経験をしました(※メイキング&裏話 は GEHENNA ~その軌跡 を参照)。その間、継続していた 彫刻セミナー も順調に発展していきました。

今ふと立ち止まって思います。達成感を何も感じない...。

最近、自分の中で大きな変化がありました。今までは「物事を成し遂げる」という外的な要因に、ある程度の喜びを感じてきました。しかし、その達成感も、上辺でなく、本当に自分のために喜べる仲間がいなければ、ものすごい虚しいものになってしまうのです。

「何を成すか」よりも「どんな人間になるか」そして、その時に「横に誰がいるのか?」ということこそが、この人間の社会で生きていく上で最も重要なことなのだと悟りました。ものすごい個人的なつぶやきですみません。2018年も終わるに当たって、今までの自分の反省をしつつ、来年に向けてもっと人格を磨いていければと思います。

来年2月に、台湾で初の彫刻セミナーを開催します。その旨を SNS にだしたところ、「1時間で席がうまってしまう」という驚きの結果となりました。必要とされていることはありがたい事です。これからも、より多くの人に元気とやる気を伝えていこうと思います! 引き続き 応援よろしくお願いします。

 

>>> 台湾セミナー(2/15、16、17 / 詳細は こちら

 

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■片桐裕司さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/hollywoodfx/

■ハリウッドで活躍するキャラクターデザイナー 片桐裕司による彫刻セミナー(2019年予約受付中/ 東京・大阪・名古屋・九州・北海道)http://chokokuseminar.com/