【特集】スケッチを上達するための10の心得

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創造性を向上させる方法をお探しでしょうか? スケッチ前のウォームアップとして、書籍『デジタルアーティストのためのスケッチガイド』をご覧ください

スケッチは積極的な視覚的思考ツールとしても使用することができます。人はよく、「私はアーティストではないので…」「私には描けません」と声高に主張します。しかし、その芸術的な品質は、必ずしも重要なポイントではありません。実際のところ、その目的は「探求」です。スケッチとは、コンセプトを生み出すこと、問題を解決すること、そして、アイデアをより効果的に伝えることです。その品質に関して、洗練したものにするかラフにするかは任意です。いずれにせよ、表現に富むものになることでしょう。しかし、それは、数ヶ月に1度ペンとスケッチブックを手にするだけでは達成できません。

ここでは、書籍『デジタルアーティストのためのスケッチガイド』をチラ見して、モチベーションを高めてください。そして、鉛筆を手にして、創造の旅へ出ましょう!

「創造の旅に出るときは、その始め方に意識を向けましょう」 - Sylwia Bomba

1. 使用する道具とその理由を学ぶ

最初の章は、才能豊かなドローイングインストラクター Sylwia Bomba(コカ・コーラ、ピクサー、IKEA 等のアートワークを制作)による「スケッチの基礎」です。画材を知る上で役立つ内容となっています。どのような種類の鉛筆、スケッチブック用紙、消しゴムが、あなたの目的に最適かを調べましょう。そして、さまざまな効果をつくるブレンドツールやマーカーの使い方を見つけてください。「皮膚の油が消しにくい汚れの原因になるので、指でスマッジング(線をぼかして絵を柔らかくするテクニック)しない方が良い」ということをご存知でしたか?

2. シェーディングの基礎を学ぶ

Sylwia による「スケッチの基礎」は、基本テクニックの包括的なガイドです。初心者は、立体オブジェクトの錯覚を作り出すために、何から始めて、どのように発展させるかを学習できます。ここでは、ハイライトやシャドウを作成、ボリュームやフォームの効果を模倣する方法を学べることでしょう。これは、すべてのアーティストにとって不可欠なスキルです。

3. さまざまなマーク作成テクニックを習得する

コンターライン(輪郭線)、ハッチング、サーキュラー(円形)やスティップリング(点描)、さまざまなマーク作成方法に慣れ親しんでいきます。これにより、スケッチに刺激や興奮が加わることでしょう。

4. スケッチを始める前に正しくウォームアップする

スケッチブックで作成できるマークの範囲を実証した後、Sylwia は、すぐ始められるウォームアップのエクササイズをいくつか紹介しています。

5. 着色の最適な方法を習得する

ビジュアルストーリーテラー /アーティストの Patricia Ann Lewis-MacDougall(書籍『Sketching from the Imagination: Fantasy』にも作品収録)は、「カラースケッチ」の章で専門的なアドバイスを提供します。水彩色鉛筆とカラーホイール(色相環)を使って、手早く美しいスケッチを作成しましょう!

6. プロのヒントによって理解を高め、難解な課題に取り組む

「クイックヒント」の章では、髪、クリーチャーの目、羽毛、草の描き方、風景に色を付ける方法などを学ぶことができ、あなたのスケッチのレベルを次の段階に引き上げることでしょう。Leonardo SalaEva Wildermann といったアーティストのヒントがあれば、ディテール追加に最適な方法を選択できることでしょう。

Images by Eva Wildermann

7. キャラクター、クリーチャー、環境を1つのスケッチに組み込む方法を習得する

「ドローイング プロジェクト」の章では、4人の素晴らしいアーティスト(Brun CroesRovina Cai村上玲子 / Reiko MurakamiJustin Gerard)がキャラクターとクリーチャーの開発、そして、すべての要素を1つにまとめるワークフローを解説します。スケッチの前にサムネイルドローイングの利点を見つけてください。そうすれば、Rovina Cai の描く魔女のようなユニークなキャラクター、設定を作り出せることでしょう。

Rovina Cai の描く魔女

8. プロのアーティストの思考プロセスを習得する

「スケッチ」とは何も紙の上に鉛筆を走らせるだけではありません。新しいアイデアを思いついたら、想像力を活かして、すべての角度からストーリーを見ることも重要です。アーティストが段階的にスケッチを完成させていくアプローチを観察すれば、指示書に合致するキャラクターやシーンを短期間で作成できるようになることでしょう。これは、業界で働くのに重要なスキルです。

Brun Croes によるポーズのデザイン

9. 専門家によるトラブルシューティングのヒント

「ドローイング プロジェクト」の章のアーティストたちは、そのクリーチャーやキャラクターのシーンをスケッチするプロセスによって、鏡を使った表情の練習やトラブルシューティングに関するヒントを与えてくれることでしょう。

Justin Gerard によるヒント

10. 自分の進歩を実感して楽しむ

おそらく、最も重要なのは、楽しく学ぶことでしょう。自分のスケッチが意図したものとまったく異なり、不満を感じることもあるかもしれません。しかし、練習によって技術を磨けば、達成したことに誇りを持てることでしょう!

 

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翻訳:STUDIO LIZZ (TK)
編集:3DTotal.jp