『スズメバチ女の逆襲』のメイキング
はじめに
このメイキングを読んでいる皆さん、こんにちは。まず、読み始める前に、外に出て、太陽やもくもくとした雲、あるいは、小さな星々を楽しんできてください(外が真っ暗なら、家に居ることをお薦めします)。
イメージ
私はちょうど、家に戻ってきたところです。これから私の作品「Wasp Woman Returns(スズメバチ女の逆襲)」について、便利で面白い情報を提供できるようにベストを尽くします。この作品は CGSociety のコンペ XXV「B-Movie(B級映画)」出展のため作成したものです。当時、映画制作に従事していて、映画ポスターにとても興味があったので、このテーマにとても好奇心をそそられました。通常、映画のようなポスターは、とても印象的で明るくカラフルな色使いで、とても面白い構図になっています。悲惨で恐ろしい内容であったとしても、楽しめる部分が数多くあるのです。
やりやすくするために、私は映画タイトルを付けていませんでした。代わりに、インターネットで古いポスターを見つけてきて、その時代のスタイルから逸れないように刺激をもらいました。まず最初に、小さなスケッチをいくつか作成、元のイメージと異なる構図にします(図01)。
図01:小さなスケッチをいくつか作成、元のイメージと異なる構図にします
3ds Max を使って、背景にリアルなパースペクティブを作成しています。これは、ニューヨークのストリートやビルを作成する目安になります。また、3D の平面で道を作成、ディテールの代わりに、ビルなどにはボックスを追加しています(図02)。
図02:3D の平面で道を作成、ディテールの代わりに、ビルなどにはボックスを追加しています
Photoshop で、シンプルな小さい窓をペイントしていきます(図03)。
図03:シンプルな小さい窓をペイントしていきます
これらは超高層ビル、店舗や家などに追加、適用する素材になります(図04)。
図04:超高層ビル、店舗や家などに追加、適用する素材になります
続けて、キャラクターになる予定のオブジェクトを作成します。黄金比に従い、配置していきます(図05)。
図05:黄金比に従い、配置していきます