【インタビュー】学び続けることを諦めない:3Dキャラクターアーティスト Gean Carlos Gomes 氏
3Dキャラクターアーティスト Gean Carlos Gomes 氏 が、独学と制作ワークフローについて語ります

Q. 自己紹介をお願いします
こんにちは、Gean Carlos です。3Dキャラクターアーティストとして活動しています。子どもの頃からアートが大好きで「いつかこの分野で仕事をしたい」と思っていました。高校卒業後、家族は大学進学を望んでいましたが、私には、それが自分の進む道ではないとわかっていました。
そこで高校在学中に 3Dの勉強を始めました。当時17歳で、家族には奇妙に思われましたが、母は在宅で学ぶことをサポートしてくれました。専門的なコースを受講する余裕はありませんでしたが、学び続けることを諦めませんでした。今は 3Dアーティストとして業界で働いており、Vetor Zero のような大手プロダクションや、ずっと尊敬していた Thales Simonato、Alexander Snow といったアーティストたちと一緒に仕事をする機会にも恵まれました。
「Mother's love」
Q. 作品「Mother's love」の制作で苦労したことはありますか? 新しい学びはありましたか?
これまでずっと キャラクターモデリングに苦手意識があったので、このプロジェクトは大きな挑戦になりました。狙っていたポーズの難易度が高く、思い描いた結果を出すには相当な研究が必要だとわかっていたので、実際に多くのことを学びました。モデリングだけでなく、制作の進め方の整理やルックデヴなど、予想外の部分でも新しい発見がたくさんありました。
「Mother's love」
Q. ポートフォリオをアップデートする秘訣・ヒントがあれば おしえてください
ポートフォリオの更新を続けるため、常に新しいプロジェクトに取り組んでいます。その際に意識しているのは、これまでやったことのないものや、特に苦手意識のあるプロジェクトを選ぶことです。挑戦的なプロジェクトに取り組めば、自然と技術は磨かれ、学びの量も増えていきます。
同時に、自分の限界を知り、そのプロジェクトでどこまで学べるかを把握しておくことも大切です。新しいプロジェクトには必ず新たな課題や予期せぬ事態が伴いますが、それを問題としてではなく、学びの機会として捉えるようにしています。
「Chuck Liddell Jones」
Q. お気に入りのアーティストは誰ですか? 手描き/デジタルどちらでもかまわないので、理由も一緒におしえてください
これは難しい質問ですね。尊敬しているアーティストは数え切れません。中でも特に挙げたいのは、ミケランジェロ と Pedro Conti です。
ミケランジェロ の作品は本当に素晴らしく、語るための言葉が見つからないほどです。アートの基礎を学ぶため、彼の作品をよく観察しています。私は 3D中心の活動をしていますが、コンフォートゾーンから出るために普段からドローイングやスカルプトも行なっており、その学びの題材としてミケランジェロの作品はまさに理想的です。
Sketch study
Pedro Conti はブラジル出身のアーティストで、私にとって大きなインスピレーションの源です。彼の作品を初めて見たときに衝撃を受け、「自分も彼のように上手くなりたい」と思いました。制作がうまくいかない日でも、彼の作品が励みになっています。
先ほども言いましたが、尊敬するアーティストの数は膨大で、その全員が何らかの形で、目標達成への力になってくれています。
「Music"」
Q. 近年の作品、目標についてお聞かせください
今後もさまざまなプロジェクトに取り組み、自分の作品が誰かのインスピレーションになればと思っています。また、普段行なっている3D制作のプロセスを紹介するチュートリアルを作ることも計画しています。他のアーティストたちのチュートリアルが今の私を形作る上で大きな助けとなったので、同じように、自分も誰かの力になりたいですね。
「Scarlet」
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