ゲームキャラクターをつくる – コンセプト編:02 ペイント

ステップ3:シェーディング テクニック

シェーディングのパスを作成して、ボリュームに、できるだけ多くの光の情報を追加しましょう。シンプルな3点照明を想定して、必要なディテールを表現していきます。

すべての形状が調和しているのを確認します。今が微調整をする良いタイミングです。このプロセスを経て、キャラクターは、より明確になります。

肩・膝パッド・腕に微調整を加え、アーマー全体に使われているシンプルな三角形と直線に合わせます

ステップ4:アーマーデザインの決定

ステップ3 で問題をいくつか修正したので、背面図に変更を加え、最終イメージを決定していきます。正面図と同様に、背面図にもシェーディングを追加。必要に応じて、色を追加します。背面の色は正面から引用できるので、大きな違いを出す必要はありません。

アクセントカラーで、鑑賞者の目をコンセプト全体に行き渡らせます。色の繰り返しも有効です

ステップ5:マテリアル パス

アーマーデザインと色が決定したので、ラストスパートに入りましょう。3Dアーティストが分かりやすいように、アーマーに使用する さまざまなマテリアルのビジョンを示しましょう。

希望するマテリアルを(陰影のある)球体で表現しておけば、その意図を簡単に伝えることができます。マテリアルごとに作成する必要はありませんが、少なくとも、メインカラーとセカンダリカラーに各1つは必要でしょう。あなたの作成するコンセプトでも、マテリアルの球体を追加して、その効果を試してみてください。

これで コンセプト編 は終了です! このチュートリアルから あなたに合う方法を見つけ出して、より効率的なコンセプトアーティストになれるように役立ててください!

見えない部分に情報を追加したり、特定の部位が動く仕組みの説明を加えてもいいでしょう! 情報は多いに越したことはありません

プロのヒント:デザインはシンプルに!

コンセプトの裏にある簡単なアイデアは、色や形、ディテールまで、すべての要素を掘り下げる助けになることでしょう。キャラクターの説明文を簡単にまとめ、それを「設計図」として、デザイン決定の規範としましょう。

モデリング編 につづく

編集部からのヒント

説得力のあるキャラクターをつくる&描くためには、書籍『Photoshopで描くキャラクター』をおすすめします(※全ページプレビューあり)


翻訳:STUDIO LIZZ (TK)
編集:3dtotal.jp