AIアートに関する声明(3dtotal)

あなたがデジタルアートの愛好家、ソーシャルメディアのユーザー、またはアーティスト自身であれば、必然的にAIアートに関する議論に遭遇していることでしょう。以下は、私たち 3dtotal の AIアートに関する声明です(*翻訳文)。

1 - アーティストがオリジナルアートを制作するとき、それらはアーティストに属します。この理由から、私たちの書籍や出版物のアーティストは、彼らの作品を印刷するために 3dtotal に制限された許可を与えるライセンスに同意しています。AIアートツールは、他の誰かに属しているアートを使用して、情報を提供、教育されており、それは明示的な許可なしに行われ、アーティストに将来の利益はありません。私たちの意見では、これはアーティストの著作権への侵害であり、明らかに非倫理的です。このようなことを無断で行い、そのうえ、ユーザーがアーティストの名前とスタイルをプロンプトとして使ってアートを作成できるようにすることは、明らかに間違っています。私たちは、アートコミュニティの反応によって、やがて、法律がこれを是正することを楽観視していますが、それまでは、AIツールで作成されたアートを故意に宣伝することはありません。

2 - ビジュアルアートは、制作者の人生を表すものとして、ユニークな魅力を持っています。イメージの中には、アーティストの芸術的な影響と、彼らの人間的な経験が凝縮されているのです。私たちが最も好きなアーティストは、単に最も熟練したアーティストではなく、人間的な理由で私たちと共鳴するアートを作成する人たちです。3dtotal がアートブックを作るとき、私たちの目的はアーティストの個性を本の中に取らえることであり、それこそが書籍と読者の間に特別な絆を築くことなのです。これは非常に強力なことで、コンピュータによって自動化されるべきではありません。プロのクリエイティブな用途にAIアートツールを採用することは、世界中の有意義な人間のアーティストの発展を阻害することになり、3dtotal はそれを支持することはできません。

3 - 多くの人にとって、コンセプトアートやアニメーション業界(例えば)で働くことは憧れです。これらの業界には、人生をキャリアに捧げてきた情熱的な人々が存在し、人生を変える映画、アニメーション、コンピュータゲームを私たちに提供してきました。こうした献身的なパイオニアが、チームの仕事量を処理できる AIプロンプトアーティストに契約を奪われていくことでしょう。私たちは、これがすでに起こっていることを知っています。その結果、クリエイティブなキャリアが減少し、メディアにおける真のイノベーションが欠如することになります。これは 3dtotal が決して支持できることではありません。

3dtotal には4つの基本的な目標があります。そのうちの1つは、芸術的なコミュニティを支援し、助けることです。ですから、AIアートツールは このコミュニティを傷つけると思われますので、私たちは支持することはできません。
(※英語の原文は こちら

 


翻訳:3dtotal.jp 編集部