Cinema 4D + After Effects による無重力ショット:『Elevation』のメイキング
04 合成
レンダリングボタンを押す前に、必要なタグがすべてリストに含まれていることを確認しましょう。合成では複数のパスを使って、ショットの最終ルックを作成します。また、外部の合成タグ(Tags > external compositing)で 3Dシーン内のポイントを取得すれば、ポストエフェクトを位置合わせできるようになります。
合成段階でマスクを使えば、ローカル光源やシーン内の他のオブジェクトを柔軟に制御できるでしょう。このパイプラインによって、Cinema 4D に戻ることなく、シーンを強化、調整することができます。
After Effects で複数のパスを合成します
静止画が承認されたら、シーケンス全体をレンダリングします。
レンダラーには RedShift を使用
05 最終合成とポストプロダクション
カスタムカラーの LUTs を使い、色収差やノイズを加えて、より映画的な表現を実現します。
ポストプロダクションで映画的な表現を加えます
06 窓の雫
窓を雫が上に流れるクローズアップには、Realistic Animated Raindrop Material を使用しました。
スローモーション効果は、プラグイン Twixsor でタイムリマップし、アニメーションループを作成しています。後で、窓のシェーディングに使うための PNGシーケンスをレンダリングしておくと便利です。雫が上に流れる効果を得るため、雫を反転させれば、作業完了です 。
雫が上に流れるアニメーション
編集部からのおすすめ:TV、映画、映像制作における特殊効果について学ぶには、書籍『映像制作のためのVFX教科書』を、映像制作における色調補正、カラーコレクション、カラーグレーディングを学ぶには、書籍『カラーグレーディング 101:映像制作における色調補正の基礎』をおすすめします。