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Photoshop & ZBrush、時間節約・品質向上のためのテクニック&ヒント

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2人の熟練アーティスト、Sudhan L氏 と Sebastien Hue氏 が、Photoshop や ZBrush での制作において、時間節約や品質向上に使えるテクニック&ヒントを紹介します

1. Photoshop のゆがみフィルター

私のように 形状を下に敷き、既存のものから微調整することを好むなら、[ゆがみ]はうってつけです。[ゆがみ]ウィンドウを開くには、[フィルター]>[ゆがみ]([Ctrl]+[Shift]+[X]キー)を選択します。このツールで、好みの位置まで形状の周りを押し出しましょう。このツールの最も素晴らしい点は、変更した部分を維持したまま、選択的に領域を元の状態に復元できることです。最近のバージョンに追加された[顔立ちを調整]オプションでは、顔認識が想定外の効果を引き起こすこともありますが、それは同時に「幸運なアクシデント」に出会う楽しい方法になることでしょう。

 

[縮小]や[膨張]など、さまざまなツールも試してみてください

2. Photoshop の色補正

私が頻繁に使用する機能が色補正です。これはデジタルメディアの利点なので、ぜひ活用してください! 色相/彩度/明度、[カラーバランス]などの基本的な調整や[特定色域の選択][カラールックアップ]のような楽しいツールもあります。ルールはありません。自由に色を使い、これらの調整を組み合わせて、希望のカラーパレットになるまで、作業を続けましょう。

 

あらゆる色を変更できます!

3. ZBrush のホットキー(ショートカット)

ZBrush のほとんどの機能に、ホットキー(ショートカット)を設定できます。つまり、頻繁に使う機能を選ぶ度に、パレットを行き来する必要はありません。また、ブラシにもホットキーを設定できるので、ブラシの選択で複数の手順を踏まずに、さまざまなツール・ブラシ間を素早く切り替えられます。設定は とてもシンプルです。まず、[Ctrl]+[Alt]キーを押して、ホットキーを割り当てるボタンをクリック。そして、関連付けるホットキーの組み合わせを入力します。

 

既定のホットキー(ショートカット)を上書きするときは注意してください。望ましい場合とそうでない場合があります

4. ZBrush のマクロ

Photoshop の[アクション]機能によく似ています。1つのサブツールを特定の「matcap」マテリアルで塗りつぶすような反復作業は、マクロによって、通常の3~4回のクリックから 1回のクリックに減らすことができます。[Macto (マクロ)]パレットの[New Macro (新規マクロ)]ボタンをクリック、操作を完了したら保存します。その結果、そのセッションで記録した操作を繰り返す新しいボタンが、パレットに表示されます。もし、私のようにキーボードをよく使う場合は、作成したカスタムマクロにホットキーを割り当てると良いでしょう。

 

マクロで時間を節約できます!

5. ZBrush のカスタムメニュー

頻繁に使う機能やパネルが、別パレットにあると不便ではありませんか? もし そう感じているなら、うってつけの機能があります! [Preferences (環境設定)]>[Config (コンフィグ)]>[Enable Customize (カスタマイズを有効化)]をオンにして、[Custom UI (カスタムUI)]>[新規メニューを作成 (Create New Menu)]を実行すると新規カスタムメニューが作成されます。このメニューやパレットには、他のパレットからアイテムを追加できます([Ctrl]+[Alt]+左ドラッグ)。マテリアル・ブラシ・ライト・特定の変形・ダイナメッシュ設定、マクロでもかまいません。もちろん、ホットキーも設定できます!(※カスタマイズしたメニューを保存するには、カスタマイズ後に、忘れずに[StoreConfig (設定変更内容保存)]を実行)

 

私のお気に入り!

 

6. 完璧な直線はありません

クリッピングマスクを使って テクスチャリングを行うときは「自然界に完全な直線は存在しない」ことを意識しましょう。そこには、乱れた形状、裂け目、不規則な模様などがあるでしょう。直線的で正確すぎるものがあれば、崩してください。テクスチャをカット/追加して、真っ直ぐでない形状にすれば、面白みが加わり、より自然に見えます。下の画像の壁のテクスチャの遷移部分を見れば、理解できることでしょう。左は、長方形を描いて、上に2つの壁のテクスチャをクリッピングマスクで配置。右は、長方形の直線を崩して、2つの写真を統合。より魅力的で自然なルックに仕上げました。

 

2つの壁の遷移部分をそれぞれ比較し、違いを確認してください。直線を崩すことは重要で、絵が味わい深くなります

 


編集部からのヒント

フォトバッシュやブラシのテクニックで 素早く絵を仕上げる技法を学ぶには、書籍『スピードペインティングの極意』をお勧めします。

 


▶ オリジナルURL(英語):https://www.3dtotal.com/interview/1106
翻訳:STUDIO LIZZ (TK)
編集:3dtotal.jp

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