160cm余りの女優が 2mの緑の巨人に!? マーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』の VFXブレイクダウン映像

★She-Hulk: Attorney at Law | VFX Breakdown | Digital Domain(3分4秒)

マーベル・スタジオの最新スーパーヒーロー シー・ハルクの 43分の実現のために、Digital Domain の VFXスーパーバイザー Jan Philip Cramer とアーティストチームは、誰もがお気に入りの悪役 サノスの制作技術にインスピレーションを得ました。その技術をベースに、チームは、エミー賞受賞俳優である タチアナ・マスラニー の演技のニュアンスを損なうことなく、身長160cm余りの タチアナ を 2m超の 緑の巨人に変身させることに成功しました。

スタジオ独自のツールである Masquerade 2.0Charlatan を利用してシー・ハルクに命を吹き込んだほか、新しいシステムを導入しながら、シリーズを通して 他にも VFXシーケンスも手がけました。チームは、スーパーヒーローの服装をキャラクターモデルに合わせて正確に調整し、それに合わせて 筋肉を微妙にリアルに増強できるシェイプウェアシステムを開発しました。これはシリーズを通して見ることができ、特に メーガン・ザ・スタリオン とのダンスシーンで顕著でしょう。

また、マーベル・スタジオのボス、ケヴィン・ファイギ のオマージュとして、CGドロイド「K.E.V.I.N.」を制作するなど、多くの作品を手がけました。Digital Domain は、『シー・ハルク:ザ・アトーニー』で合わせて 1,000ショット近い VFXを制作、そのうち 660ショットは シーハルク独りのショットでした。(youtube より)

 

 

★マーベル・スタジオ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』 | 本予告(2分45秒)

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です―― 本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然 "シー・ハルク" の力を手にしてしまった...。

その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し...?

アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ "シー・ハルク" による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷!(youtube より)

■シー・ハルク:ザ・アトーニー(disney+)
https://disneyplus.disney.co.jp/program/She-Hulk.html

 


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