Digital Domain より、ドラマ『Ms.マーベル』の VFXブレイクダウン映像
マーベルスタジオのドラマ『Ms.マーベル』において、Digital Domain の VFXスーパーバイザーAladino Debert とそのアーティストチームは、コミックのヒーロー、そして、そのスーパーパワーに命を与えることに成功しました。Digital Domain のアーティストたちは、新しいオリジンをベースに、Houdini で作成した エネルギーを放射する青みがかった紫の結晶を特徴とするカマラ・カーンのパワーのユニークな外観をデザインしました。
また、インド分割前夜の駅など、いくつかの環境も作成し、デジタル列車、当時と同じ服装の群衆、そして 煙などを作成して、すべてを生き生きと再現しました。さらに、Aladino とそのチームは、最終エピソードの戦闘シークエンスも担当しました。このシークエンスでは、カムランのダメージパワー、ミス・マーベルの巨大で硬い光の手、デジタルの破片、カムランとミス・マーベルの部分的なデジダブルなどのルックを開発しました。
Digital Domain チームは、シリーズのポスターにもなっている、ミス・マーベルが街灯に座って 街を見渡し、風に髪をなびかせる象徴的なエンディングシーンも手がけました。(youtube より)
アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。
「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。(youtube より)
■Ms.マーベル(Disney+)
https://disneyplus.disney.co.jp/program/ms-marvel.html
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