【特別寄稿】造形家 / 映画監督 片桐裕司の いろいろあっていいんじゃない?|エピソード52:誰も信じない真実
ハリウッドで彫刻家、キャラクターデザイナー、映画監督として活動。日本で開催する彫刻セミナーは毎回満席の片桐裕司さんのエッセーです。肩の力を抜き、楽しんでお読みください!

エピソード52:誰も信じない真実
もう10数年になるだろうか...。あの時の事を思い出すたびに、胸が高鳴る。最初それを話しても、誰にも信じてもらえなかった...。そう...誰にも...
しかし、それは まぎれもない真実。「どうせ信じてもらえまい」と自分の心の内に秘めておくと誓ったのだが、勇気を持って、今ここに告白しようと思う。これを読んでいるであろう皆様にあらかじめお伝えしておきたい。どうか... どうか驚かないでほしい。そして、これは まぎれもない真実であると受け入れてほしい。そして、真実を知った時、どんなことが起こったとしても 私を責めないでほしい。その覚悟を持ったならば、読み進めてもらいたい。
告白します。
それは、ある晴れた日の出来事であった。仕事場へ向かう いつもの道。その時に携わっていた仕事は『ヘルボーイ』だったろうか? よく覚えていない。いつも使うフリーウェイが事故で渋滞。その日、私は普段使わない 下の道を使うことにした。今思うと、あれは、神の導きだったのかもしれない。仕事場まで、あと5分くらいであろうか
ふと、道端に何か違和感を感じた。今まで感じたことのない違和感...。きっと気のせいだと思い込もうとするが、何かがおかしい。何か邪悪な力に呼ばれているような、そんな感覚だった
私は、その違和感の元を探した。それは、道の脇の方からやってくる。そして、目の前の、窓の外に映る光景を見たとき、私は言葉を失った。目の錯覚だろうか? いや... そんな事はない。 これは... これは、確かに そこに存在している。
心臓の鼓動が早くなるのを感じる。指先もなぜか震えてくる。その信じがたい光景に、なぜか、目も霞んできた。
私は頭を振り、目をつぶり、思わず、神に祈りを捧げた。それは無意識にとった私の行動だった。こんなときに神に祈るなんてどうかしている。我に返った私は苦笑いを浮かべ、勇気を振り絞って、しっかりと目の前のそれを見つめた。
看板か...。どうやら、それは会社の看板のようだ。一体、何の... 何の会社なんだろう? 考えれば考えるほど、頭が混乱してくる。
しかし... もし... もし可能ならこの会社に挑戦してもらいたいことがある。
どうか... どうか...
日本支社を出してくれ~~~~~~~~!!!
おわり
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