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ZBrush の基本を知る – テクスチャリング編

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ステップ04:目のペイント

目は Spotlight(スポットライト)の投影テクニックでペイントしましょう。まず、ベースカラーを適用するために[Color(カラー)]> 色を選択 >[FillObject]を実行。色を塗りたくない部分(瞳孔)を保護するマスクを作成します。[Ctrl]キーを押したまま[Brush]ウィンドウを開くと、マスク用のブラシを選べます。[Stroke]ウィンドウで[Circle]ストローク、[Square(四角)][Center(中央値)]オプションを選択すると、真円を作成できます(下図を参照)。

瞳孔が入る中心部にマスクをかけ、[Ctrl]キーを押しながら背景をクリック、マスクを反転させます。虹彩と白目の間の移り変わりをシャープでなくソフトにするため、[Ctrl]キーを押したままメッシュを数回クリックします。

Spotlight 投影を使うには、予め目の画像をインポートしておく必要があります([Texture(テクスチャ)]>[Import(インポート)]を選択、画像を選択)。サムネイルがパレットに表示されたら、選択して[Add To Spotlight(スポットライトへ追加します)]をクリック、カンバスに画像を表示します。

では、ペイントしたい範囲にフィットするように画像を調整し、[RGB]をオンにして画像の上からペイントします。するとカラー情報がモデルに転写されます。[Zadd][Zsub]を有効にすると、高低の情報も転写できます。キャラクターの目は2つあり、通常は左右対称なので、[Symmetry(シンメトリ)]をオンにすると両目を同時にペイントできます。リアルなタッチを加えるため、ステップ03のように[Standard]ブラシで赤い部分と血管を追加すると良いでしょう。

目にベースカラーを追加

マスクブラシの設定

虹彩と白目の間の移り変わりをソフトにします

Spotlight の設定

虹彩のペイント

リアルなタッチを追加

ステップ05:服のディテール

服のテクスチャとディテールは、[Standard][Dam_Standard][Inflate]ブラシとステップ02のテクニックで作成しましょう。シンプルに留めるように努めてください。服を過度に複雑にする必要はありません。継ぎ目を作成するには、[Dam_Standart]ブラシで溝を作り、[Inflate]ブラシで溝の上からなぞると、よりリアルなルックになります。大小のしわはシンプルに留め、自分の服を参考にして、どこで生地が束なり、折れるかを確認してください。キャラクターにポーズをつけた後でも、しわを追加できます。

シャツのディテールを追加

パンツのディテールを追加

靴のディテールを追加

ステップ06:テクスチャマップ

服にテクスチャを表現するには、UV を作成してテクスチャマップを適用します。布の画像で好みのものを見つけてください。不適切な場所にランダムな継ぎ目が表れないように、継ぎ目のない画像を使いましょう。

テクスチャマップを適用するには、まず、ジオメトリを UVアイランドにする必要があります。これについては「ファイバーメッシュ&UV編」でより細かく解説します。今回は[UVMaster(UVマスター)]プラグインを使いましょう。[ZPlugin(Zプラグイン)]>[UV Master(UVマスター)]>[Work On Clone(クローンで作業を行う)]をクリック、作業用のジオメトリクローンを作成します。

このクローンを元に ZBrush はジオメトリの UVを作成します。[Tool(ツール)]>[UV Map(UVマップ)]>[Morph UV(モーフUV)]を選択、UVレイアウトに展開します。[Tool(ツール)]>[Texture Map(テクスチャマップ)]に進み、サムネイルが入る四角いエリアをクリック、ウィンドウを開きます。左下の[Import(インポート)]ボタンをクリック、さらにウィンドウを開いて先ほど選択した布の画像をインポートします。同じパネルで[Texture On(テクスチャオン)]をクリックすると、テクスチャが自動的にモデルに表示されます。

UV の作成

UV にテクスチャを適用

ステップ07:[Surface(サーフェス)]>[Noise(ノイズ)]

セーターベストでは、編まれた毛糸をシミュレートする必要があります。まず、この衣服の UVを作成(ステップ06を参照)、その UVを保持したら、顔の毛穴を作ったステップ01と同じ手順を行います。編まれた毛糸のシームレスな写真を見つけて、[Tool(ツール)]>[Surface(サーフェス)]>[Noise(ノイズ)]を選択、[NoiseMaker]ウィンドウを開きます(ウィンドウを閉じた後も、[Edit(編集)]を押すと再び同じウィンドウが表示されます)。

左下の隅に[Alpha On/Off]という表示があり、これをクリックすると写真をインポートできます。写真をインポートしたら、[UV]ボタンをクリック、テクスチャが見栄え良くなるまで[Alpha Scale(アルファスケール)]と[Strength(強度)]スライダを調節します。ベスト全体に毛糸のテクスチャは必要ないので、不要な部分にマスクを掛けます。

テクスチャを追加するために写真をノイズとして適用します

部分的にマスクを掛けることで、テクスチャリングから保護できます

すべてのテクスチャが適用されたキャラクター

これで テクスチャリング編 は終わりです。次回は ポージング編 です。

★「ZBrush の基本を知る」シリーズの一覧は こちら


翻訳:STUDIO LIZZ (TOMO)
編集:3dtotal.jp

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