Houdini 20.5 入門「Solaris Market」(データダウンロード/ ※英語ムービー)

Solaris の ルックデヴ、レイアウト、ライティングツールを使って、既存のアセットを利用して、マーケットのシーンを作成する方法を学びます。Solaris 環境 は、PIXAR によって作成されたオープンソースのイニシアチブである USD(Universal Scene Description)にすべてを変換します。Solaris/LOPS コンテキストでは、USD の主要コンセプトを管理するプロシージャルノードを使用して、USD をネイティブに扱うことができます。
あるアーティストが USDレイヤーやファイルを公開し、それを次のアーティストが受け取る方法を学びます。変更を非破壊で追加して、シーンを設定したり、ショットを洗練させることができます。このレッスンで USD を使用する方法は、技術的なことに煩わされることなく、そのパワーの恩恵を受ける必要のあるアーティストのためのものです。
このレッスンには、ビデオチュートリアルでサポートされたレッスンに沿って ステップ バイ ステップの PDF 等が含まれています。(SideFX Learn より)
本チュートリアルの全レッスンの概要を説明します。
まず始めに、アセットの準備にフォーカスします。これは、USDベースのアセットを作成するためにジオメトリとテクスチャをまとめるところです。 これを行うには、コンポーネントビルダーを使用します。これを使用すると、アーティストはパイプラインのすべての段階を通して確実に動作するファーストクラスのUSDを簡単に作成できます。
いくつかのアセットは、バリアントを使って設定します。バリアントは、ユニークなジオメトリやマテリアルクオリティを持つアセットの異なるバージョンです。コンポーネントビルダーでは、すべての異なるバリアントをセットアップして、USD ファイルに組み込むことができます。後で、シーンのアセンブリとレイアウト中にバリアントにアクセスできます。
今、一流の USD として適切にセットアップされたアセットを手に入れました。このレッスンでは、アセンブリーアーティストとして、準備したパーツキットからシーンを作成します。これにより、Solaris の USDを使用して、同じチームの他のアーティストがどのように共同作業できるかを実感してください。
現在、空っぽの本棚が2つあります。この棚に、インスタンシングで 瓶を並べます。まず、棚をジオメトリレベルにプルして、棚にポイントをスキャッタします。これは、多くの類似したオブジェクトを扱うのに、とても効率的なワークフローです。また、瓶のサイズと向きにバリエーションを追加します。
これまで、ギャラリーからステージにアイテムをドラッグして、ネットワーク内の参照ノードを作成しました。今度は、Stage Manager ノードを使って、複数のアセットを同時に操作します。このノードでギャラリーにアクセス。アセットの配置、複製、バリアントの設定ができます。
何か背景があった方が、このシーンの見栄えは良くなります。あなたは シーンを具体化するために、市場の屋台の後ろに小さな建物を建てようとしています。これには、まだステージレベルが見えるジオメトリレベルに移動して、クリエイティブな決定を下す必要があります。また、コペルニクスで作成したテクスチャを使って 地表のディテールを追加。砂丘のように見せます。
ショットレイアウト/ライティングアーティストとして、2つのショットをレイアウトする新しいシーンを開始します。それぞれのショットに合うようにシーンのエレメントを微調整する方法や、ネットワーク内の適切な場所にノードを追加しやすくする挿入ノードの使い方を学びます。シーンアセンブリで設定したベースアセットを使用して、各ショットがユニークなルックになります。
2つのショットの準備ができたので、レンダリングを微調整します。Karma XPU を使って、レンダリング設定を行い、ショットの AOV(レンダーレイヤー)を設定します。その後、さまざまなライティング設定をスナップショットし、結果を比較します。ショットの準備ができたら、レンダリングします。
■データダウンロード(PDF、スタートファイル、USDファイル)
https://www.sidefx.com/tutorials/foundations-205-solaris-market/
■データダウンロード(マーケットシーン(Market Scene))
https://www.sidefx.com/ja/contentlibrary/market-scene/
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