【インタビュー】シンプルに見えるものが最も手強い:3Dアーティスト Giovani Kososki 氏
ブラジルの 3Dアーティスト Giovani Kososki 氏 が、これまでの歩み を語ります

「自分に合ったリズムを見つければ、ポートフォリオの更新はぐっと楽になります。それは忍耐と献身の積み重ねです」
Q. 自己紹介をお願いします
こんにちは、Giovani Kososki です。ブラジルを拠点に、フリーランス アートディレクター/シニア3Dモデラーとして活動しています。子どもの頃から 絵で自己表現することが大好きで、アートは常に自分の一部でした。Marvel や DCコミックス のフリーランス コミックカラリストとしてキャリアをスタートさせ、その後、広告分野に軸足を移しました。ブラジルは広告市場が非常に大きく、アーティストとして生計を立てるには最適な環境です。
「Dytto」
「Ponny」
Q. 作品「Inside the Head of an Artist」の制作ワークフローを教えてください。アイデアはどこから得ましたか?
私はいつも、何かの問題を解こうとしたり、ふと 頭に浮かんだ哲学的な問いと向き合ったりしている気がします。そうした思考を作品に込めようと、アーティストの内面世界を表現する自画像シリーズを制作することにしました。見る人への問いかけとしての意味も持たせたのですが、反響は予想以上で、多くの温かいフィードバックをいただきました。
「Inside the Head of an Artist」
Q. 制作で苦労したことはありますか? 新しい学びはありましたか?
もちろん、どんなプロジェクトでも必ず何か新しい学びがあります。今回特に感じたのは、自分自身を疑わず、他人の目を気にせずに内面を見つめることの大切さでした。制作における最大の挑戦は、テクスチャやシェーダを作りすぎず、UVやトポロジーにこだわりすぎず、シンプルで温かみの作品に仕上げることでした。3Dの世界では、シンプルに見えるものが最も手強い。それは、長年働いてきて実感していることです。
「Snape」
Q.ポートフォリオをアップデートする秘訣・ヒントがあればおしえてください
常に個人制作に取り組み続けています。自分に合ったリズムを見つければ、ポートフォリオのアップデートはぐっと楽になります。それは、忍耐と献身の積み重ねとも言えるでしょう。無理に自分を追い込むと、やがて嫌になってしまいます。おすすめの方法は、制作段階の異なる複数のプロジェクトを並行して進めることです。そうすれば、モデリングを練習したり、テクスチャリングに集中したり、トポロジーのスキルを磨いたりと、バランスよくスキルを伸ばせるでしょう。


「Van Gogh」
「Mac Miller "Color and Shapes"」
Q. 芸術的な目標はありますか?
「優れたアーティストになること」 それが最大の目標です。新しい技術やアプローチを学びつつ、これまで積み上げてきた知識をさらに深めていきたいと思っています。今は 信頼できる仲間や自分を高めてくれる人たちと、刺激的なプロジェクトにもっと関わっていきたいですね。
「Captain marvel」


「Astrogirl」
「Eminem」
Q. 近年の作品についてお聞かせください
フィギュアやコレクタブル向けのモデリングを練習しています。ハイポリキャラクターのワークフローはすでに習得しているので、その知識を活かせるコレクタブルの分野にとても惹かれています。スタチュー(彫像)スタイルの作品を中心に、カートゥーンからリアル調まで幅広く制作していく予定です。さらに シリーズ作品も計画中で、探求したいアイデアが尽きません。
「Werewolf」


「Mr.Robot」
編集部からのおすすめ:グレッグ・ルトコフスキ、ネイサン・フォークス、デヴィン・エル・カーツ..。著名アーティストたちが、アートの必須知識、「構図」や「ナラティブ」を徹底解剖します! 書籍『構図とナラティブ:絵にストーリーを語らせる秘訣』


































