モデリング、リギング、シミュレーション..。CG のキャラクターアセットができるまで
SideFX のカンファレンス「Workflow In and Around Houdini: Beyond the Interface」(パリ、3/19開催)に、MPC パリが参加しました。Balthazar Sahel とチームが 映画『トロール2』において、複雑な USD および Solarisワークフローにどのように取り組んだかを紹介。シミュレーションやレンダリング、そして、制作パイプラインを効率化する MikChain や Meshroom といった社内ツールに関する知見も共有しました。
モデリング:VFX における3Dアセットモデリングとは、オブジェクトやキャラクターの形状や構造を3Dで作成し、そのプロポーションや細部を定義することで、視覚的に正確なものに仕上げる作業です。
リグ:3Dアセットにデジタルスケルトン(骨組み)と 制御機能を設定し、リアルな動きや変形を可能にすることで、アニメーターがキャラクターやオブジェクトに命を吹き込めるようにする作業のことです。
筋肉シミュレーション:3Dキャラクターの筋肉のリアルな動きやデフォメーション(変形)を再現し、皮膚、脂肪、組織が動きや力に対して自然に反応するようにさせる技術です。
組織シミュレーション:皮膚、脂肪、結合組織などの軟組織が動きや力にどのように反応するかをシミュレートし、3Dキャラクターの変形にリアリティを加える技術です。
変形スキン:キャラクターのスキン(皮膚)が伸びたり縮んだり、あるいは その下にある筋肉や骨、外部からの力に反応したりする際の、リアルな形状変化や動きのことです。
ファー&ヘアのシミュレーション:3Dキャラクターのファー(毛皮)やヘア(髪の毛)が、動きや風、衝突に対して 自然に反応し、リアルな動きや流れ、相互作用を生み出す技術のことです。
USD処理:USD処理の最終段階では、すべての3Dアセット、アニメーション、シミュレーション、マテリアル、ライト、カメラを1つのシーンに統合し、高品質な最終画像を生成します。
レンダリング:モデル、テクスチャ、ライティング、アニメーション、シミュレーションといったすべての要素を計算し、映画で使用される最終的な映像を生成するプロセスです。
■関連記事:SideFX x MPC Paris | Workflow In and Around Houdini: Beyond the Interface(MPC)https://www.mpcvfx.com/en/news/sidefx-x-mpc-paris-workflow-in-and-around-houdini-beyond-the-interface/
『トロール2』において、MPCチームは、スタッフ90名、63の VFXショットを制作しました。複雑なアニメーション、CFX、ライティングを施した フルCGのトロールに加え、CGのヘリコプターや、大規模な爆発、雪、嵐、群衆のシミュレーションが特徴となっています。また、映画の写実性とスケール感を高めるため、アーティストたちは『トロール2』の世界観を生き生きと表現し、監督のクリエイティブなビジョンを支える詳細な 3Dエンバイロメントも制作しました。(youtube より)
■トロール2(Netflix)
https://www.netflix.com/jp/title/81667085
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