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チュートリアル

「フュリオサ」のメイキング(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より)

制作:Fellipe Beckman

Web: https://www.artstation.com/artist/fellipebeckman

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独学の3Dアーティスト Fellipe Beckman 氏が、恐るべき「フュリオサ(Furiosa)」の制作ワークフローを共有します(ZBrush、3ds Max、Mudbox、Ornatrix、V-Ray等使用)

ブラジル生まれの Fellipe Beckman は独学の 3D アーティストです。大学の研究から 3D の世界に飛び込みました。現在、ロシアのウリヤノフスクで Ephere の3Dアーティスト/グラフィックデザイナーとして勤務。3ds MaxMaya 用にプラグインやツールを開発しています。

このチュートリアルでは、モデリングプロセスと満足いく結果を出すための手法をお見せしましょう。キャラクターを仕上げるまでにさまざまなスタイルを試しました。作成決定の際、手元に 3Dのリファレンスはなく、最も重宝したのは 2D のイラストでした。

ZBrush でのブロッキング

ZBrush で行うブロッキング(大まかなモデリング)はプロセスの重要なパートです。私は、基本的に素早くアイデアを頭の中からスクリーンに移行させます。そうすれば、時間の節約にもなり、後でやり直す必要もありません。また、ZBrush でもローポリモデルで作業を進めるので、いつも最大サブディビジョンは 3、ダイナメッシュ(DynaMesh)、[Clay Buildup]、[Dam_Standard]、[Move]ブラシを使用します。

フュリオサのスカルプト

フュリオサのスカルプト

トポロジとUV

ZBrush でモデルにデシメーション(Decimate)を施し、3ds Max に移行して、トポロジ制作を始めます。トポロジの調整を終えたら UV に取り掛かりましょう。ここでも ZBrush で手早く UV を作成しました。

トポロジ

トポロジ

UV

UV

テクスチャリング

オブジェクトを OBJ 形式で書き出し、Mudbox に送ります。私は 3ds Max との移動を簡単に行える Mudbox を主なテクスチャリングソフトとして使用して、手動でテクスチャをペイントします。

革、金属、衣服のテクスチャ

革、金属、衣服のテクスチャ

ワイヤと髪の毛

毛は、頭部や衣服に分け、個別にシェイプを作成しました。このプロセスでは 3ds Max 用プラグイン Ornatrix 4 がとても役立ちました(※当時はベータテスト中)。衣服と短い髪の毛のワイヤシミュレーションで良好な結果が得ることができました。

髪の毛を追加(Ornatrix 4 使用)

髪の毛を追加(Ornatrix 4 使用)

衣服のワイヤー

衣服のワイヤー

ライト

このシーンのライティングはとてもシンプルです。そして、ライティングはイメージの最終的な結果につながる重要な要素です。私は、映画や絵画、他のアーティストの作品のシーンをリサーチして、欲しい色を含む完成イメージの最適な見せ方を試行錯誤しました。このプロジェクトで使用したライトは3つだけです。

最終的なライティング設定

最終的なライティング設定

レンダリング

シーンのレンダリングには V-Ray を使用しました。そして、配置した 3つのライトの 2つが主な光源になります。1つは黄色のメインライト、もう1つは青色のリムライトです。サイズ:3000 px のレンダリングに25分かかりました。今回、複数パスのレンダリングはしませんでした。

レンダリング設定(V-Ray)

レンダリング設定(V-Ray)

完成イメージ

完成イメージ

オリジナルURL(英語):
http://www.3dtotal.com/tutorial/2070

翻訳:STUDIO LIZZ(Nao)
編集:3DTotal.jp


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