ホーム > チュートリアル > 民話のクリーチャー、ゴブリンを描く(1)

チュートリアル

民話のクリーチャー、ゴブリンを描く(1)

制作:Andrei Pervukhin

Web: http://www.pringleart.com/

t034_08

皆さん、こんにちは。私は今回のようなプロジェクトに取り組むとき、最初に全体の構図について考えます。ゴブリンとはどのようなルックなのか。そして、どのような環境に居るのか。このプロジェクトでは、『指輪物語』 の著者として知られる J・R・R・トルキーン の典型的なゴブリンから離れ、民話の描写にあるルックに近いオリジナルゴブリンを作成することに決めました。民話上のゴブリンやコボルドは、鉱山の精霊です。ゴブリンは、いつもレールを叩いて鉱夫を怖がらせています。しかし、ゴブリンをベースとした数多くのキャラクターに、この特徴は反映されていません 。

このアイデアから、イメージ制作を開始します。まず、白と黒でペイントを始めます。そうすれば、構図、ライト、デザインが設定しやすくなり、同時に、完成イメージがどのようなルックになるかを想像できるからです。この段階では、テクスチャブラシを使用します。細かいディテールについて、まだ心配する必要はありません(図01)。

図01:細かいディテールについて、まだ心配する必要はありません

図01:細かいディテールについて、まだ心配する必要はありません

次のステップでは「黄金分割」と呼ばれるガイドを使用していきます(図02)。これによってイメージの中心が示されるので、見る人の主な焦点を見極めるのに役立ちます。

図02:「黄金分割」と呼ばれるガイドを使用していきます

図02:「黄金分割」と呼ばれるガイドを使用していきます

続けて、カラー、色を見ていきましょう。まず、別々のレイヤーに、ファンタジーに出てきそうな旧式のランプ、ライト、グローを追加します。描画モードで、最適なルックのライト(ソフトライト、オーバーレイ、カラー)を見つけます。図03 と図04 に私が試した2つの描画モードを示します。図04が最適なルックに思えたので、こちらを採用しました。

図03-04

図03-04

ライトを作成したら、ゴブリン頭部のディテールで作業を開始します。キャラクターの頭部で作業を進めていくと、多くの場合、イメージの残りの部分にトーンが設定されていきます(図05-08)

図05-08

図05-08

パート2へつづく >>>


オリジナルURL(英語):
http://www.layerpaint.com/index_tutorial_detailed.php?id=1702

編集:3DTotal.jp

※このチュートリアルは、書籍『Digital Painting Techniques 3 日本語版』にも収録されています (※書籍化のため一部変更あり)。

PAGE TOPへ