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【特別寄稿】造形家/映画監督 片桐裕司の いろいろあっていいんじゃない?|エピソード0:はじめに

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ハリウッドで彫刻家、キャラクターデザイナー、映画監督として活動。日本で開催する彫刻セミナーは毎回満席の片桐裕司さんのエッセーを連載開始。肩の力を抜き、楽しんでお読みください!

エピソード0:はじめに

「大学に行く代わりにアメリカで特殊メイクの勉強をして、ゆくゆくはハリウッド映画の仕事がしたい」

そんな漠然とした夢を持ち、18歳の時、私は単身渡米しました。右も左もわからぬまま、「やりたい」という意思だけで飛び込んでいき、運良く19歳の時に、スクリーミングマッドジョージというアーティストの工房で、インターンとして特殊メイクの仕事に携わることができました。

そして、1年経たないうちに、何とグリーンカード(アメリカ永住権)が抽選で当たり、アメリカでも堂々と仕事ができるようになりました。そして、気づけば、もう25年。様々な失敗を経験しながら、ハリウッド映画の中でもメインのキャラクターを制作させてもらえるまでになりました。

こう書いてみると「随分と順風満帆に人生を過ごしていった」と思われそうですが、とんでもありません。若い頃は無謀なだけで、才能も実力もあったわけではありません。後々書こうと思いますが、あまりの才能のなさに自分が嫌になり「この仕事を辞めよう」と思った事もありました。悔しさに涙を流したこともありました。渡米して27年経って「ようやく、少しは人に影響を与えられる人間になれたかな?」と感じている程度です。ハリウッド映画の仕事をしているからって、私はすごい人でもなんでもありません。ごく普通の人間です。

このエッセーでは、これまでに経験した映画の仕事に関するエピソード、また、それとは全然関係ない趣味の話、下品な下ネタの話、果ては後進に対する真面目なアドバイス。そして、最近完成した僕の初監督映画『GEHENNA 死の生ける場所』の企画から完成までの軌跡など多岐にわたり、いろいろ書いていこうと思います。内容に脈絡はないですが、単純に「楽しんでもらいたい。元気になってもらいたい」そういう気持ちです。

TVシリーズ 『Buffy the Vampire Slaire (バフィー 〜恋する十字架〜)』の<br>半魚人のランチタイム。98年くらいにこのモンスターを作りました。

TVシリーズ 『Buffy the Vampire Slaire (バフィー 〜恋する十字架〜)』の
半魚人のランチタイム。98年くらいにこのモンスターを作りました。

人生はいろいろあるから面白い。いいこと悪いこと、いろいろあることを全て肯定して、楽しんで生きていけたら、どんなに有意義か! このエッセーが、皆さんが明るく生きていくための手助けになってくれれば、この上ない喜びです。

>>> エピソード1 につづく



★映画『ゲヘナ 死の生ける場所 (Gehenna Where Death Lives)』予告編
(2分8秒/ 日本語字幕)


★片桐裕司さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/hollywoodfx/

★ハリウッドで活躍するキャラクターデザイナー 片桐裕司による彫刻セミナー
http://chokokuseminar.com/


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