【サービス紹介】高品質なデジタルダブルを制作、EISKO の3Dスキャン＆リグセットアップ
ヒューマン デジタルダブルの制作に定評のある EISKO は、実際の人物をスキャンしてフォトリアルなキャラクターを作成する画期的なサービスを開始した。まずは以下の画像や映像を見ていただきたい
本サービスには、ヒューマン デジタルダブルの制作及び品質を大幅に向上させるいくつかの特徴がある。ジオメトリ、テクスチャ、リグの観点からそれぞれ見ていこう。
１. 形態：超微細なジオメトリ
EISKO独自のスキャン＆再構築ワークフローにより、超微細なジオメトリを実現。メッシュは最大2000万ポリゴンまで対応、25マイクロメートルのジオメトリで再現される。
2. マテリアル：超微細なテクスチャ
EISKOのマテリアル解析技術によってキャプチャしたデータから、拡散反射、鏡面反射、ディスプレイスメントマップ、ノーマルマップをダイレクトに出力する。
3. 表情：超微細なフェイシャルアクションユニット
すべての顔の表情をキャプチャして、通常のブレンドシェイプ（ターゲットシェイプ、モーフターゲット、シェイプキー）で提供される。EISKO のマッチングテクノロジーは、ポリゴンやテクスチャのズレを起こさずにクリーンな変形を実現している。アニメーターやリガーは環境に適応したセットアップをすぐに使用できる。
最先端の3Dスキャンとデータ再構築
ここまでサービスの大きな特徴を紹介してきた。では、最新の3Dスキャンとデータ再構築のシステムで、忠実なデジタルクローンを細部まで再現する実際の流れについて、簡単に見ていこう。
撮影は軽量で持ち運びできるシステムを使って行われ、撮影時間もたったの数秒。しかし、EISKO独自のデータ解析によって、通常の3Dスキャンでは捉えきれないディテールを含むモデル、テクスチャを実現している。つまり、キャプチャされた人物にそっくりの品質が保証されるので、スカルプティングやペインティング、リトポロジなどの手作業は不要だ。ジオメトリのトポロジとテクスチャのUVは選択可能で、パイプライン（ゲームエンジン、VFX制作等）の要件に合わせて、任意の解像度の標準フォーマットで提供されるそうだ。※独自開発のスキャンシステムはフェイシャルだけでなく、フルボディのスキャンにも対応している
サービスの流れ
- 打合せ （スキャン人数、場所、時期、データ仕様の策定、見積、etc）
- 国内で収録（通常セットアップ：1日、収録：1日～）
- データ確認／納品 （仕様やボリュームによって変動）
※キャラクターデータはクリーンなメッシュとテクスチャを含む
※ご希望のフォーマットにて納品（※ポリゴン数の制限やトポロジの指定可能）
短期間でリアルなデジタルダブルを制作するのは容易ではない。しかし、スキャン、再構築と調整、セットアップをすべて行なってくれるオールインワンサービスの登場により、個人制作・長編作品を問わず、ワークフローの効率化を図れることは間違いないだろう。
お問い合わせ先
ゼロシーセブン株式会社
sales@0c7.co.jp
ゼロシーセブン株式会社（本社：東京都港区赤坂）は、EISKO 社（本社：フランス・パリ）と販売業務提携、ビデオゲームやVFX、化粧品業界に最高品質のデータを提供するサービスを行なっている。今後はDynamixyzフェイシャルアニメーションなどと連携したユニークなデジタルダブル・アニメーション制作業務の展開も予定。
http://zeroc7.jp
EISKO社は、フランス・パリに拠点を置くヒューマン・デジタルダブルの制作業務に特化したスペシャリスト・カンパニー。ビデオゲームやVFX、また化粧品業界に最高品質のデータを提供している。CG映画プロダクションに精通したプロデューサーからエンジニア、パイプラインスペシャリストが在籍。
http://www.eisko.com
